Linuxサービスセット Red Hat Enterprise Linux製品のサポートポリシー、及びRed Hat Enterprise Linux製品ライフサイクルについてご案内します。
目次
Linuxサービスセット Red Hat Enterprise Linuxのサポートポリシー
Linuxサービスセット Red Hat Enterprise Linuxは、以下のサポートレベルを定義しています。
| 標準サポート: |
Red Hat社のフルサポート、メンテナンスサポート期間において サポートを提供します。 |
| 延長サポート: |
標準サポート終了後、延長サポート製品(Extended Life Cycle(ELC)、
またはELSオプション)のご契約により、Red Hat社が定める期間、 サポートを継続して提供します。
RHEL9以前の特定製品については、NECナレッジベースに基づくサポートを提供します。 |
| 限定サポート: |
延長サポート終了後、LinuxID(Red Hat社サイトに登録するための レジストレーション番号)の発行とインフォメーションサービスのみ提供します。 問い合わせ対応はありません。 |
標準サポートについて
延長サポートについて
■延長サポート製品(ELC、ELSオプション)をご契約されている場合
ハードウエアメンテナンスサービス(契約)や「Express Support Pack」等により、ハードウェア(Expressサーバ)のサポートを受けている(有効である)ことを前提に、延長サポート製品に基づくサポートを提供します。
Red Hat社の各フェーズにおけるサポート詳細は後述の"
Red Hat Enterprise Linux製品ライフサイクル"でご確認ください。
■延長サポート製品をご契約されていない場合(RHEL7,8,9)
ハードウエアメンテナンスサービス(契約)や「Express Support Pack」等により、ハードウェア(Expressサーバ)のサポートを受けている(有効である)ことを前提に、標準サポート終了後、一定期間(RHEL7は5年間、RHEL8および9は3年間)、
「Linuxサービスセット RHEL -EX-」製品 ※1を対象として、NECナレッジベースに基づくサポート(以下、NECの延長サポート)を提供します。サポート内容は以下の通りです。
[サポート内容]
- NEC の保有スキル/過去事例等のノウハウの範囲で対応
- 既知事例ベースで回避策が発見されている場合は、回避策を提示。
- NECからのRPMパッケージの再配布※2は不可。
※1 サポートを継続して受けていることが必要です。標準サポート期間終了後、自動的にNECの延長サポートへ移行します。
なお、「Linux サービスセット RHEL」はNECの延長サポートの対象外です。
標準サポート期間終了と同時に、サポートは終了します。
※2 RPMパッケージの入手について
RPMパッケージの再配布はRed Hat社との契約上禁じられています。
Red Hat社のサポート終了後は、セキュリティ関連を含む全てのRPMパッケージが入手(ダウンロード)できなくなります。
必要な場合は、あらかじめお客様にてダウンロードし、保管しておいてください。
限定サポートについて
延長サポートを継続して受けられた方が対象となります。
延長サポート期間が終了すると同時に限定サポート期間に切り替わります。
提供内容は、LinuxID(Red Hat社サイトに登録するためのレジストレーション番号)の発行とインフォメーションサービスのみとなります。問い合わせ対応はありません。
Red Hat Enterprise Linux製品ライフサイクル
各バージョンのライフサイクル
Red Hat Enterprise Linux 製品のライフサイクル詳細および最新情報は、
以下のRed Hat社サイトをご参照ください。
Red Hat Enterprise Linux Life Cycle
■RHEL7
NECはRed Hat社の
フルサポート、
メンテナンスサポート1、
メンテナンスサポート2、
の10年間を標準サポート期間、ELSオプションの4年間を延長サポート期間とします。
■RHEL8、RHEL9、RHEL10
NECはRed Hat社の
フルサポート、
メンテナンスサポート、
の10年間を標準サポート期間、ELCの4年間を延長サポート期間とします。
ただし、一部のコンポーネント(Application Streamsの一部)は、2年から5年程度のサポートであり、サポート期間終了後は、後続リリースへのアップグレード、またはセルフサポートでの継続となります。NECでのサポートも同様となりますので、対象コンポーネントおよびサポート期間の詳細は、Red Hat社サイトにてご確認ください。
Red Hat Enterprise Linux Application Streams Life Cycle
現行製品のサポート期限予定
各フェーズのサポート期限は以下のとおりです。
NECの標準サポートは、フルサポート、メンテナンスサポートの期間となります。
| 製品 |
フルサポート |
メンテナンス サポート1 (RHEL7) 終了日 |
メンテナンス サポート2 (RHEL7) or メンテナンス サポート(RHEL8,9,10) 終了日 |
ELSオプション 終了日 (RHEL7) |
ELC終了日 (RHEL8,9,10) |
NECの 延長サポート 終了日 |
| RHEL7 |
2019年8月6日 終了 |
2020年8月6日 終了 |
2024年6月30日 終了 |
2029年5月31日 |
- |
2029年6月30日 |
| RHEL8 |
2024年5月31日 終了 |
- |
2029年5月31日 |
- |
2033年5月31日 |
2032年5月31日 |
| RHEL9 |
2027年5月31日 |
- |
2032年5月31日 |
- |
2036年5月31日 |
2035年5月31日 |
| RHEL10 |
2030年5月31日 |
- |
2035年5月31日 |
- |
2039年5月31日 |
- |
サポートレベル
各フェーズにおけるサポートの提供内容は以下のとおりです。
NECの標準サポートは、フルサポート、メンテナンスサポートの期間となります。
| 対応項目 |
フルサポート |
メンテナンス サポート(RHEL8,9,10) |
ELSオプション (RHEL7)4,5 |
ELC (RHEL8,9,10)4 |
NECの 延長サポート |
| 技術的な問い合わせ |
○ |
○ |
〇 |
〇 |
△7 |
| エラータ1 |
○ |
○ |
〇6 |
○ |
× |
| マイナーリリース |
○ |
× |
× |
× |
× |
| 新ハードウェア対応 |
○ |
× (仮想化を使用) |
× (仮想化を使用) |
× (仮想化を使用) |
× (仮想化を使用) |
| ソフトウェア機能強化2 |
〇 |
× |
× |
× |
× |
| インストールイメージ3 |
○ |
○ |
× |
× |
× |
1.エラータ(セキュリティ修正、バグ修正)提供に関する詳細は、以下のRed Hat社サイト「エラータおよびサポートポリシー」をご確認ください(原則として、エラータは最新マイナーリリースに対しての提供となります)。
Red Hat Enterprise Linux のライフサイクル
2.問題修正や新しいハードウェアでの既存機能の有効化のほかに、新たな機能を追加することを指します。
3.本期間にリリースされた最初のマイナーリリースに対してインストールイメージが提供されます。
4.延長サポート製品の購入が必要です。
5.RHEL7の最終マイナーリリースであるRHEL 7.9にのみ適用されます。
6.RHEL7ELSのサポートポリシーは以下のRed Hat社サイトにてご確認ください。
Red Hat Enterprise Linux 7 Extended Lifecycle Support Maintenance Policy (Red Hat Customer Portalへのログインが必要です。)
7.NECナレッジベースのサポートを提供します。
ELCのライフサイクル
ELCは、特定のマイナーリリースに対して、Red Hat社が定める標準のエラータ基準に基づき、通常のサポート期間を延長して、修正物件を提供します。
対象となる偶数番号のマイナーリリース (.2、.4、.6、.8) は 一般提供開始から 6 年間、最終マイナーリリース (.10) は 一般提供開始から9 年間利用できます。
| 特定マイナーリリース |
ELC終了日 |
| RHEL8.10 |
2033/5/31 |
| RHEL9.2 |
2029/5/31 |
| RHEL9.4 |
2030/4/30 |
| RHEL9.6 |
2031/5/31 |
EUS/EEUSオプションのライフサイクル
EUS (Extended Update Support)/EEUS (Enhanced Extended Update Support)は、特定のマイナーリリースに対して、Red Hat社が定める標準のエラータ基準に基づき、通常のサポート期間を延長して、修正物件を提供します。
対象となるマイナーリリースは、EUSが一般提供から2年間、EEUSはEUS提供終了後さらに2年間利用できます。
対象OSはRHEL9.2以降、特定マイナーリリースおよびEUS/EEUS終了日は以下の通りです。
| 特定マイナーリリース |
EUS終了日 |
EEUS終了日 |
| RHEL9.2 |
2025/5/31終了 |
2027/5/31 |
| RHEL9.4 |
2026/4/30終了 |
2028/4/30 |
| RHEL9.6 |
2027/5/31 |
2029/5/31 |
AUSオプションのライフサイクル
AUS(Advanced Mission Critical Update Support)は、特定マイナーリリースにおける修正物件を、EUS/EEUSよりさらに長期間提供します。
対象となる特定マイナーリリースおよびAUS終了日は以下の通りです。
| 特定マイナーリリース |
AUS終了日 |
| RHEL8.4 |
2027/5/31 |
| RHEL8.6 |
2028/5/31 |
| RHEL9.2 |
2029/5/31 |
| RHEL9.4 |
2030/4/30 |
| RHEL9.6 |
2031/5/31 |
Red Hat製品の注意事項
Red Hatのソフトウェアやサービスのご利用には、RED HATエンタープライズ契約への同意が必要です。
RED HATエンタープライズ契約では、Red Hat製品のご利用に関する基本的な条件が定められています。これは弊社に限らず各社のRed Hat製品で共通です。
お客様はRED HATエンタープライズ契約に基づき、Red Hatのソフトウェアをご利用のあいだ、ご利用の全数についてサポートを契約(購入)していただく必要があります。
PP・サポートサービスの開始日には、Red HatのソフトウェアまたはPP・サポートサービスの利用開始予定日のいずれか早いほうを設定してください。構築作業などもご利用に含まれます。
※RED HATエンタープライズ契約の全文は下記に公開されています。
http://www.redhat.com/licenses
-本文:「Enterprise Agreements」の“Learn more”
⇒ ”Asia-Pacific(APAC)” の“Japan”
-SW製品の製品付属文書、別紙:「Product and Service Appendices」の“Learn more”
⇒ ”Appendix 1 (Software and Support Subscriptions)” の“Japanese”